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主人公・ケンを演じた妻夫木聡さんは、「初めて台本で声をあげて笑ってしまった」そうで、「李監督の作品は観ていたので、この監督がどうやってこの作品を撮るのか大変楽しみだった」。監督については「実際会ってみると『一緒にやっていこうね』という、監督と役者という感じではない人」。
また共演の安藤政信さんについては、「最初に会ったときから『この人とは合うな』と思った。撮影中ずっといっしょにいたんですけれど、気づいたら撮影が終わっても一緒にいて、焼肉ばっかり食べていた」というコメント。
妻夫木さんは「69」が村上龍さんの学生時代をモデルにした話だと聞いて、「こんな話が本当にあったのって思った」のだとか。実際村上さんに会って当時の話を聞いた妻夫木さんは、最初60年代に持っていた暗いイメージが全く変わってしまったそう。
「当時の人も今の人も根本的な部分は変わらない、若さというパワーは何にも負けないんじゃないか」と思ったという妻夫木さん。ケンを演じるにあたっては、「今生きてる意味、というか。俺はここにいるよ、という強さみたいなものを出せたらいいかなと思って演じた」とのこと。
「何でオレ語ってんだろ」と笑いながら、どんどん話が広がっていく妻夫木さんはスクリーンの中のケンそのもの。
「この映画の中でも『楽しんだもの勝ち』っていうセリフがあるんですけれど、楽しむことがいっぱいある、久しぶりに声をあげて笑える映画になったんじゃないかなと思います。楽しんだもの勝ちです。ぜひ楽しんでください」。そんな言葉で挨拶を締めくくりました。
ケンの相棒・アダマを演じた安藤政信さんは、開口一番「緊張して、気絶しそうな感じなんですけれども」と、うつむきがちでとてもシャイ。
「台本が本当に面白くて、絶対自分がやりたいなと思ったんですけれども、高校生の役を28にしてやるのはどうかなと思った」そうです。また李監督のことは全く知らなかったという安藤さんは、撮影が終わってから全部の作品を観て「あ、この人すごい監督なんだなと思って。宝捜しを自分が当てたような、この作品に出て良かったなっていう感じだった」そうです。
会見のスタート時から、テーブルに置かれたグラスの水をやたらと手に取っていた安藤さん。ここでどうも水がなくなってしまったらしく、挨拶が終わった後マイクに向かって「水もらえますか」と発言して会場は大爆笑! 「こんなにたくさんのカメラ、初めてで」と本当に緊張しているようで驚きました。
ここで会場からの質疑応答に。
まず「共演の感想やお互いの印象は?」という質問に、「安藤さんは、すごく自由な人だな、と。考えも行動もすべて」と妻夫木さん。具体的には、と聞かれて「どんな感じって、こういう感じです。『水ください』って言っちゃうような。いい人です(笑)」。
一方安藤さんは、「僕はただいるだけでいい、っていうか。楽な感じ。佐世保に入って最初の日に一緒に飲んで、この人で大丈夫かな、大丈夫だな、この人だったらうまく行くなって思いました」。
実は妻夫木さん、ホテルの安藤さんの部屋があまりに汚いので、2度ほど一緒に片付けてあげたんだとか。妻夫木さんが「片付けられないんだよー」と安藤さんの口真似をしたりする場面もあって、本当に仲が良さそう!
妻夫木さん演じるケンは、女性にモテたい願望がとても強い高校生。「高校生の時は、やっぱりモテましたか? 女性の目を引く努力をした経験は?」と聞かれて、「そりゃあ、モテたいですよ? ねえ?」と監督やプロデューサーに話を振ろうとする妻夫木さんに、また会場から笑いが。
「工業高校だったんで、女がいなかったんですよね」と淡々と答えたのは、安藤さん。「まあ、ドラマとかにも進出して、抱かれたい男ナンバーワンとかなりたいな、とか。これから考えます」と冗談かどうか微妙なコメントでした。
「69」の撮影は去年の夏の佐世保。「メイクしても10分たったらチャラになってる」と妻夫木さんが言うように、とても暑い中での撮影だったようです。
「一番大変だった場面は?」という質問に、「全部ですね」と李監督。「それはもう、僕より二人のほうが詳しいというか。24時間体制で撮影してたんで」。
短期間のスケジュールの上に、監督のこだわりでどんどん撮影時間が延びて行ったそう。朝から朝まで、が当たり前の現場では暑さと睡眠不足で倒れるスタッフも続出したとか。
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| テンション高く、話がどんどんふくらんでいく妻夫木さんはまさにケン! |
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| 会見が進むにつれ、だんだん饒舌になった安藤さん。 |
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| なぜか直立不動で、まるで廊下に立たされた高校生。カメラマン陣から「もうちょっと…」と言われまくりのお二人でした。 |
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